横長の矩形を2つ重ねて描くと、
=マークのような図形になり、間に何か挟みたくなり、
それはサンドイッチのように見えてきた。
サンドウィッチは、パンに肉や野菜などを挟んだり乗せたりした料理の総称で、
食器や食卓がなくとも片手でも食べられる携帯食である。
日本ではパンの耳を切り落としたものが多く見られるが、
これはイギリスの王室のあるスタイルを参考にしたのが最初とされている。
世界のサンドイッチはまた様々で、
フランスやドイツなどのヨーロッパでは、
表面の硬いバケットで挟んだり、ライ麦パンに挟む方が主流で、
サンドイッチスタイルを元にして、加熱調理した料理も多数あり、
イタリアのパニーノや、アメリカのホットドッグやハンバーガー、
クロックムッシュ、ベーグルサンドなどもサンドイッチの親戚だろう。
サンドイッチという名前の由来は、信じがたいが
イギリスの第4代サンドイッチ伯爵にちなんでつけられたという。
彼は政治や芸術に傾倒するあまり、常に片手は仕事をしていたため、
片手で食べられるサンドイッチスタイルを発明したそうだ。
後の定番となる食のスタイルの元をつくった伯爵は実に偉大である。
また、漢字でどう書くのかを調べると、中国などでは三明治と書くようだ。
どうしてそう書くのかはわからないが、
どこか「三」という漢字がサンドイッチの3層構造に似ている
気がするのは僕だけであろうか。
サンドイッチという記号のシニフィアンは、
多種多様なフォルムを内包している特殊なものであると言える。
何かそれをひとつにシンボル化するとしたら、
外形からの発想ではなく、中国語のように「三」という記号を用いて、
3層構造の構成要素の数で表すのが得策なのかもしれない。
2015.05.31
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