三角形の辺の途中から、
対になる方向へ腕が伸びた図形が描けた。
点の頂点を結ぶように逆さまの三角形を配すと、
六芒星のシルエットが浮かび上がった。
六芒星の図像は、日本の籠目文様と同じ形をしていて、
イスラエルの国旗に使用されるユダヤの人々を象徴するシンボルである。
しばしば、六芒星と籠目文様の図像としての共通性から
日本とユダヤの古代からの繋がりがあったと考えられることがある。
なぜそう言われるようになったかを少し調べてみると、
どうやら有名な民謡「カゴメの歌」にヒントがあるようだ。
カゴメの歌の歌詞の音の中には、
ヘブライ語として理解できる部分が多くあるという。
そもそも、カゴメという音も「囲め」という意味の
ヘブライ語であり、「カゴメカゴメ・・・」という歌詞には、
何か神聖な大切なものを運ぶ際などに、
「誰が守るのか」という意味が込められているそうだ。
守るために囲むというという方が誤解がないかもしれない。
昔から小学校の授業などで使用されてきた民謡の原型が、
ヘブライ語から出来上がっていた可能性があるというのは、
非常に興味深い話である。
そのことに関してよくまとまっているサイトがあったので、
リンクを貼っておく。
六芒星のように、ダビデの星などと呼ばれ、
国旗のデザインになるほどの強いシンボルは
国や地域の境を越えてもなお、何か別の意味をもって
その存在を輝かせることができるのだろう。
2015.04.18