大小さまざまなドットを、
下から上に立ち上るような感じで描いていると
炭酸飲料の泡のように見えてきた。
炭酸水は、その名の通り炭酸ガスを含む水のことだが、
ノンアルコールの清涼飲料水では、
コーラやサイダーといったものがあるが、
これらの飲み物は、何故か子供の頃に飲んでいると
大人から骨が溶けるとか歯が溶けるとか、
よく言われたことを覚えている。
過度な糖分摂取の原因となるような甘い清涼飲料水の場合、
子供の脳の成長に悪影響があるという側面は無視できないが、
あの炭酸でカルシウムが溶けるという説は何だったのだろうか。
最近ではハイボールなどのお酒のソーダ割りが流行っていることで
大人の我々も飲む機会が非常に増えている炭酸水。
子供の頃は当然お酒も飲めないので、
炭酸があんまりいいものではないというイメージを
清涼飲料水から持っていたのだが、
炭酸水がお酒とコラボレーションするようになった瞬間、
そんな炭酸水のネガティブなイメージはどこかに消えてしまった。
実際、炭酸水自体には直接健康への害は
全くと言っていいほどないようだ。
シャンパンを「泡」と呼ぶくらい、
お酒を飲む大人にとっての炭酸は、
泡と一緒に気分も高揚させてくれる、
魔法のつぶつぶのような記号性がある。
一言で炭酸の泡と言ってもいろいろで、
キメの細かいクリーミーな泡、シュワシュワの強い炭酸の泡、
シャンパンのようにグラスの細工から生まれる魅惑の泡。
気づくと私はとっくに炭酸ファン、なのかもしれない。
2015.06.20