新年明けましておめでとうございます。
記念すべき1枚目のドローイングを投稿します。
まだ、文章のスタイルも特に決めていないので暫くは内容が散漫になっていくことをお許しください。
フワフワとした楕円形。
繭のようにも雲のようにも見える図像ができました。
この形は、色は黒よりも白が似合います。
僕が丸や四角といった単純な図形をデザインモチーフとして好む傾向にあることは
ここで初めて書きますが、そうなのです。
早速、話が逸れました。
柔らかい楕円形はできるだけやさしく浮遊感を感じるように
空間の真ん中よりも気持ち上に置いてみよう。
すると、今年の干支が未ということもあり、羊にしか見えなくなってきました。
でも、角を生やしたり、目を描いてしまったらプリミティブなデザイン要素が台無しになってしまう。
抽象をこよなく愛す僕は、グレーの地に対して金色に見えるくらいの配色の正方形を配しました。
さて、これで羊の完成だと。
ある印刷屋さんに「これ、何だと思いますか?」ドキドキしながら聞いてみた。
「解りました!雲ですよね!」
暫くの沈黙。いや、年賀状に使ってんだからどう考えても羊だろ!とは言えず、
自分の造形力を見つめ直そうと決心した僕でありました。
ということで、タイトルは都合よく「羊雲」になっています。
さて、いい感じに話を逸らしていこうと思います。
干支というのはご存知の通り12ありますが、
12の干支に当てたサンスクリット文字も存在しているようです。
「守護梵字」といって、全部で8種類あります。
ちなみに僕は子年なので、千手観音菩薩を表す「キリーク」という梵字が当てられているそうです。
意味もそれぞれあり、子年生まれの人は
【すべてを自由に見通し、奥深い慈悲の心を持ってすべての者を救い、
知恵や幸福を与え永遠の幸福と平安をもたらす】ということになっています。
大げさだけど、嫌な気持ちはしないですね。
以下のリンクに他の守護梵字の意味も載っていたので、興味のある方は見てみてください。
守護梵字のアクセサリーを僕はつけませんが、
知っていると面白いなと思いました。
さておき、タイトルにした羊雲ですが
実際の空にできる羊雲もとてもきれいです。
高積雲と言われて、秋によく見られる空全体がまだら模様になったものですが、
雲や隙間の形が列をなして並んだように見えることもあり、
地震雲や何か不吉なことの前兆ではないかと言われることもあるそうです。
そう、雲といえば何でもクラウド化していく時代ですが、
紙に刷られた印刷物や書籍の価値もこの先より一層大事にしていきたいです。
それもグラフィックの大事な役目なので、
僕も意識して取り組んでいきたいということで、
記念すべき第一回の投稿を終えたいと思います。
おそらく、きっと毎回こんなに文章書けないことでしょう。
2015.01.03