円環状の図形を貫くように
波打った曲線が描けた。
曲線は、この円環をくぐり抜けているように見えたので、
前後の位置関係が明快になるようにもう1つの円を重ねてみた。
円環は、2次元的にとらえると
その内側と外側を円形に仕切っている図形である。
では3次元でとらえるとどうだろう。
そこには円環の手前と奥の空間が生まれてくる。
3次元的とらえると、トンネルを越えることで
2次元では画一的に仕切られていた
内と外を自由に行き来できるようになるのである。
我々が思う内と外とは、
自分の体内と体外、家の内と外、自分と他人、家族と他人、
仲間と他人、うち会社とよその会社、日本人と外国人、地球人と宇宙人、
といったように無限に拡張していくことができる。
もともと日本人は差別意識が強く、
自分の属する集団意識が強いと言われているらしいが、
逆に言うと、その集団意識を小さい単位ではなく、
大きい単位で持つこともできるかもしれない。
普段の社会活動のなかでも、自由に内外トンネルを
出たり入ったりできるスタンスの方が、
様々な可能性が広がるのではないかと思う。
内外トンネルをあんまり頻繁にくぐりすぎると、
会社からは帰属意識のないやつとか、仲間から連れないやつなどと
思われてしまうこともあるかもしれないが、
個人の心持ちとしてはひょっとすると強くあれるのかもしれない。
人類みな兄弟みたいなことを言いすぎても、
博愛主義者かと揶揄されたりすることもあるので、
注意したほうがいいかもしれない。
2015.04.12
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