細かい線の集積が、何かの影響で
グッと変形したようなフォルム。
何が影響したかは分からないが、
そこに角のある正方形を当ててみた。
最初に見たときは、この形の歪みは
あまり心地よく思えなかったのだが、
別の形と組み合わさることで、
この図形の柔軟性を感じることができた。
何か角のある対象からの攻撃を、
その柔軟な身構えで緩和させているようにも見えてきた。
我々は日々様々な事象と遭遇するわけだが、
その時の身のこなしだけでなく、
普段からの身構えや心構えで緩和させることができるのだろう。
ガチガチに固まっていると、一気に砕けてしまうだろうし、
緊張して張り詰めていると、プツンと切れてしまう。
液体のようでは、対象を受け止められないだろう。
そう考えると常に柔らかくいるということは、
とても大切なのではないかと思えてくる。
いつ来るかわからない自然災害があるとすると、
その予測できない災害の内容を受けて、
いかに柔軟に自分たちの生活スタイルや価値観を変化させて
立ち直っていくかということでもある。
それができるということは、自分たちへのダメージを
最小限に軽減することにもなるのかもしれない。
これは、一個人の世界の話に留めるのではなく、
自然と対峙する我々全体のスタンスもそうであると
いいのかもしれないと思う。
2015.04.13
深いね
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