楕円に近い形が描けた。
それは、我々がよく口にする主食に似ている。
米は口に入るときは、稲穂から収穫され、
精米された状態である。
そのため、米といって真っ先に想像する図像は、
精米された 「米の実」の状態が多いのだろう。
ただ、その1粒の米の元をたどれは、
無数の稲穂の群生がある。それをイメージして、
黄金色の色面の上に複数の線を配してみた。
それは、米はあくまでも稲穂の「実」だということを
認識させてくれるある種のサインにもなる。
米の味は、他のものとの味のバランスを取ってくれる
中庸な味のイメージがある。
どんな味か言葉で表しづらいが、
辛い、苦い、すっぱい、などでいうと、
「甘い」がいちばん近い。噛めば噛むほど甘くなる。
果物の実が果糖ので甘くなるのと同じように、
お米も「実」に糖分をたっぷりと蓄えている。
食物の分類では、米は穀物や主食という分類になってるが、
以外と米は、果実と同じ仲間でもあるとも思えてくるのだ。
日本酒の味わいはをフルーティと言ったりするのも、
舌が無意識にそんな解釈をしているからなのかもしれない。
2015.01.25
0 件のコメント:
コメントを投稿