ぼんやりとシルエットで表現した
視覚的な記憶の中の3と、
極力単純な図形で示した3に近い
プロポーションの間から、
3という数字の記号認識を考えてみようと思う。
3はアラビア数字の成り立ちから考えれば
3つの角を持つ数字ということになる。
日本でも昔から様々な場面で
親しまれてきた3は、その数字の形を超えて
3点で成り立つ図形や、
3拍子のリズム、3次元世界などといった意味で
我々の日常の中に数多くそのコードが埋め込まれている。
おそらく3には他の数字にはない神秘性があり、
それも含めて記号認識している可能性もあるのではないか。
平成3年3月3日に完成した東京タワーの高さが333メートルで
総工費が30億円であることも、
3でまとめることに美徳を感じているがゆえだろう。
図形としての3角形は、面を構成する図形としての最小単位でもあり、
安定感のある図形として理解されている。
日本三大〜とか、三度目の正直ということわざなど、
日本人にとって、とにかく3でケリをつけることが
重要な意味を持っていいることは間違いない。
2015.08.12
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