垂直に立つ線と、そこから先に不定形な線を
組み合わせて描くと、煙を吹き出す煙突のようになった。
煙突というのは、そもそもが
何かを燃焼したりした際の排出ガスを
上昇気流の原理で上に上げて外に排出するものである。
要は、煙突からもくもく出ている煙というのは
非常に有害な物質を大量に含んでいるのだ。
なぜ煙突は背が高いのかふと気になり調べてみると、
煙突が高ければ高いほど排出する汚染物質の濃度が、
地上に落ちるまでの間に空気中に拡散して薄まるからだという。
そういう問題なのか?とも思ってしまう話でもあるが、
この理屈で大気中に汚染物質を排出する
許可が降りるということか。
同じ煙突でも、暖炉のある民家の煙突から
数百メートルもある工場の煙突まで様々だが
どれもその口から吐き出しているものは
いいものではない気がしてきた途端に、
煙突のある風景がグレイッシュでマイナスなイメージに
思えてきてしまった。
サンタクロースというおじさんが、
煙突から家に入って子供にプレゼントを届けてくれる話は、
有毒なススの中に飛び込む命知らずのおじさんの話に
なってしまうのだろうか。彼のためにも、
煙突には立ち入り禁止の札が必要かもしれない。
2015.07.13
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