白い正方形の形は、骰子の1面に見えたので、
真ん中に赤い1の目を置いた。
なんだか骰子の1面だけでは寂しいので、
他の面に入っている目を全て置いてみた。
我々が一般的に知る骰子の目は、
対面を足すと7になるようにできている。
もとは人智では予測できない乱数を生み出すために
デザインされたもので、6面体以外の多面体の骰子も数多くあるようだ。
また、使い方として1個よりかは複数の骰子を同時に
振ることのほうが本格的な感じがするのはなぜだろう。
また、目の個数によって面の重さが変わってしまうと、
出目に偏りが出てきてしまうため、少ない目のものほど
穴を大きく彫って面の比重を調整しているのだという。
複数の骰を振った方が、乱数が面白く出そうだからなのか。
元々は賭博などで使用されることが多く、
出た数字のことを出目と呼ぶのも印象的である。
賭博に使われていたからか、様々な言葉も生んだようだ。
いまでも時々使う、「裏目に出る」「出鱈目」などの
言葉も、この骰子の賭博用語からきているようだ。
また、1の目は元から赤かったのだろうと思っていたら、
1926年に日本人の骰子製造業者が、
日の丸に見立てて1を赤にしたことが、
ドンピシャではまりその後一般化したという。
運命を決めるこの不思議な立方体の魅力は、
もっと深いところまであるのだろう。
普段、骰子を振ることはほとんどないが、
悩んだ時の解決策のひとつとして、
改めて取り入れてみても面白いかもしれない。
2015.05.17
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