何か大きな塊が砕けてバラバラになったかのように
不規則に点を描いていると、雪の塊が砕け散った時の
拡散パターンを思わす点の配置になった。
それは、不規則だがどこか規則を感じるパターンでもある。
雪の塊は、それ自体よりも強度のある対象と衝突すると、その対象に
沿うように欠片が粉々に飛び散る。と、僕は記憶している。
その飛び散り方に、このパターンはどこか似ている気がしたのだ。
勝手な想像だが、雪の最小単位が雪の結晶だとすると、
例えば我々が雪を手で集めて丸めたものというのは
雪の結晶の結晶ということになる。
その塊を再び粉砕するということは、結晶の塊をもう一度
個々の結晶の単位に分解していくことになるだろう。
そう考えると、飛び散り方もどこか規則性がある可能性は大いにあると思う。
何の気なしに欠片と欠片を点で結んだら、
六角形になったりしたら面白いと思いませんか。
これは非常に根拠のないアナロジーではあるが、
こういった仮説をもとに観察をすることで、
自然界の中の規則性を見つけると非常に嬉しいものである。
もしかしたら、科学者や研究者といった職業の人たちは、
こういった知的瞑想を繰り返す中で、
自身の生きる喜びを実感しているのかもしれない。
2015.03.18
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