ぐるぐる毛糸のように巻かれた線は
蜜柑の皮と実の間にある白い繊維のようだ。
その繊維のようなシルエットの周囲に、
果汁を感じるじんわりとした橙色のグラデーションを入れた。
蜜柑の実はジューシーで甘いし、皮も最近ではオレンジピールなどと言って
カクテルやウイスキーに絞ることもある。
しかしこの白い繊維は、大概余分なもの扱いで食べずに捨てることが多い。
だが、調べてみるとどうやら栄養の宝庫らしく、
この繊維からしか摂取できない栄養素などがあるらしい。
聞いたことがなかったが、ビタミンPという
健康に様々な側面からの効能をもたらすものが含まれているようだ。
詳しくは、Naverにまとめてあったので、リンクを貼っておく。
この蜜柑の繊維の話ではないが、
ニーズのある対象とニーズある対象の間にある、
ニーズのない対象に以外と発見やいいものがあったりするのだろう。
ちなみにこの蜜柑繊維には列記とした植物学上の名前があり、
アルベドというらしい。
アルベド(ALBEDO)はラテン語で「白さ」を意味するらしく、
偶然だが蜜柑の繊維はそんなところから名前がついたのかもしれない。
淡白な中にも以外といいものを持っている隅に置けない存在である。
2015.02.15
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