くねくねしたそのフォルムは芯がない代わりに、
柔軟にその姿形を変えることができそうだ。
手なのか足なのか分からない
軟体動物の一部のようにも見えたので、
烏賊の手ということにして吸盤をプチプチつけてみると
なかなか相性がよく、
機嫌よく踊っているようにも見えてきた。
我々がよく食べる烏賊下足の踊りである。
烏賊について少し調べてみたが、
下足は、烏賊の足ではなく触腕と呼ばれる腕らしい。
そして烏賊の容姿に天地があるとすると
触腕が天で、我々がだいたい頭だと思っている
三角形の部分が地になるという。
逆さまにしか見えないが、そうらしいのだ。
さらに極めつけに驚いたのは、
彼らが貝殻のある貝類が退化した生き物だということだ。
甲烏賊というのがいるが、
確かに言われてみればという気はする。
寿司を食べる時に、貝と烏賊が兄弟だと
考えたことなんてなかったが、
今度寿司に関して話す時の新しいネタになりそうだ。
2015.02.10
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