正円が溶け出して下部が崩れている形。
まるで帽子のような形を、三角形に被せてみた。
それはサクサクのコーンに乗った、
アイスクリームのように見える。
よくアイスクリームショップで、
丸く削ったアイスを最後にコーンの上に乗せてくれるが、
それはコーンに帽子を被せているようにも思えてきたので、
MELTY CAPと読んでみることにした。
アイスクリームコーンは、原材料がコーンなのではなく、
円錐形という意味のCONEからきている。
僕個人的には、食後にデザートとしてアイスを食べることが多いので、
以外とお腹にたまるコーンは不要だという考えなので、
アイスクリームはカップで食べる派である。
それはさておき、アイスクリームコーンは食べられる容器、
あるいはゴミの出ない容器として画期的な発明であることは確かだ。
食べ歩いたりする観点からすると、非常に理にかなっている。
この他にも、食べられる容器というのはいろいろあるようで、
過去には長野冬季オリンピックで、選手村のメインプレスセンターなどの
食堂で、リンゴの繊維を使ったリサイクル可能な食器を
使用したこともあるそうだ。
中には食べられるカップというのもあるそうで、面白いと思う反面
飲み物を飲みたくて使用する食器に、食べることを強いられる感じが
あまり気持ちよくは思えない。
サスティナブルなデザインが求められる時代、
道具本来の機能によって生まれていた弊害を、新素材の発明によって
クリアしていくことは世の中に評価されていくべきだと思うが、
全く別の視点で、同じ食器を洗って使用するという「繰り返し使う」ことや、
経年変化による「味」という概念は大切にしたいと思う。
最近、生分解性成分を利用した食べられる容器を
イギリスの学生デザインチームが発表し、Lexus Design Awardという
コンペを受賞している。水の容器として開発されているが、
様々な食に適用していくにはまだまだ改良が必要なようだが、
目でも食べる和食の文化と、彼らの発表した素材がコラボレーションすると
どういった科学反応が起きるか興味がある。
2015.01.18
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