僕は螺旋型が好きである。
特に、黄金比の分割から割り出されたそのアールは格別だ。
手描きの勢いに任せて書くとなかなか黄金比にはならない。
それもまた黄金螺旋の魅力だと思う。
しかし、自然界の造形にには多くの黄金比や黄金螺旋がたくさんある。
例えば、アンモナイトの殻の渦巻きなどは非常に黄金螺旋に近い。
都内で生活していると見かけなくなってしまったが、
梅雨の時期になると紫陽花の葉の上などに出現するカタツムリも
その巻き貝のような螺旋の殻を被っている。
僕は子供の頃から、このカタツムリは
ナメクジが殻を被ったものだと思っていた。
しかし、どうやらそれは間違いらしく、
カタツムリの殻は、体から染み出した石灰分で形成されたもので、
くっついていて離れないものらしい。
ナメクジは全く別の生き物だというのだ。
知ってたよと言う人も多いかも知れないが、結構ショックである。
ちなみに鳥山明の名作ドラゴンボールに出てくる
ナメック星人は、ナメクジが由来である。
劇中に登場するナメック星人のキャラクターで、
デンデとネイルというキャラクターがいる。
ちなみに、カタツムリは英語でSNAIL。
言わずもがなだが、カタツムリは別名デンデン虫。
デンデもネイルも鳥山明の描くヒエラルキーの中では、
ナメクジ星人の1人として描かれているのだ。
きっと、鳥山明も僕と同じように、カタツムリは
ナメクジが殻を被ったものだと思っていたに違いない。
世界中で受け入れたれたドラゴンボールでそう定義されているのだから、
もはや、カタツムリもナメクジも、まとめて
ナメック星人と呼ぶ方が正しいのかもしれない。
2015.01.22
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