9つの四角を描いた。
そこからどんなイメージが生まれるか、
試してみようと思う。
9という数字は、
日本語の読みが「く」となることから、
苦をイメージする数字として
忌み嫌われることがある。
中国では久という漢字1字で書けることから、
とても縁起のいい数字とされていて、
必ずしも縁起が悪い数字というわけではない。
また、8個までは割と、個数が一瞬で判別できたが、
9つの四角を何も考えずに描くと
バラバラな配置かつ、四角が何個あるのか
一瞬で判断するのが難しいと感じた。
そのため、3個で1個の方形に見えるように詰めた四角を
9個描くことで、図形としての秩序を与えてみた。
野球の1チームの人数は9人だが、
9人のポジションがしっかりと固められている。
もし、9人が自由に動き回っていたら、
とてもじゃないがゲーム自体が成立しない。
9という数には、もはや統制が必要なのだ。
掛け算の基本を習得するための九九があるが、
それは、人間が即座に記号的に認識できる数の限界が
9だということを意味しているのかもしれない。
あるいは、人間が自分たちの10本の指の数以上のは
数えられないことを自覚して生み出した知恵だったのだろう。
2015.08.06
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