シンメトリーな図形を描いていたら、
Tシャツのようなシルエットが描けた。
Tシャツは、襟のないシャツのことを言うが、
その名前の由来は諸説あり、
広げた時にTの字に見えるということや、
トレーニングの頭文字のTという説もある。
もともとはアメリカ海軍の船内で、船乗りたちに
愛用されていたことが起源とされているようだ。
着心地や洗濯の簡単さや、白旗にもなるというような
機能性面から船乗り達に支持されていたとされる。
最初に大衆向けに販売されたのは、
第一次世界大戦中の1930年代頃、
下着生産会社だったヘインズ社がコブ・シャツ(水平シャツ)
という名前をつけて発売されたものだったという。
その後、下着という位置付けからアウターとして
着る文化が定着していき、メッセージプリントや
ポップアートとのコラボレーションなどで、
アートの大衆化にも寄与したと言われている。
また、ロックミュージシャンの自己表現のツールにもなったこともあり、
ファッションにおいて何かを表現する上での
非常に汎用性のあるキャンバスのような立ち位置へと
変遷していったのだ。
Tシャツはなぜ飽きられることがないのか。
それはTシャツがある意味、カルチャーや思想をを身にまとう
最も身近でリーズナブルな方法だからかもしれない。
2015.07.05
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