細長い首のついた、
白く柔らかい鳥のようなシルエットは、
水面をスイスイと進む白鳥のようだ。
白鳥といえば、
池のある公園の人気のデートプランにもなる
スワンボートを思い出すのではないか。
しかし、なぜ白鳥がボートのモデルに
なったのかなど、考えたことはなかった。
その記号の答えは、白鳥の背中にあったのだ。
最近見かけるスワンボートは、
雨対策なのか屋根つきのものが多い気がする。
しかし、その原型は屋根がなく、
まるで白鳥に人がおんぶされているようなものだったようだ。
面白いブログ記事があったのでリンクを貼っておく。
白鳥は、産んだ雛を背中の凹みに乗せて泳ぐ習性があるのだ。
うまい具合に、羽と羽の凹みに雛たちが
すっぽりと収まるようにできている。
スワンボートは、
単にスワンの形をしたボートという表面的な記号性の裏側に、
雛を運ぶ親鳥の習性や、揺籠のような癒しの記号性も
持っているのかもしれない。
2015.05.06
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