傘と軸があるような形は、
我々の食卓に出現する確率がかなり高い、
椎茸のように見えてきた。
椎茸という名前になった由来には諸説あるようで、
季節に関係なく育つことから、四季茸と呼ばれ、
それが変化して椎茸になったという説や、
椎の朽木に発生していたからという説もある。
現在食用に栽培されている椎茸は主に、
クヌギやナラの木で栽培されているようだ。
また、我々の頭の中にあるキノコのシルエットというのは、
笠と軸の印象がはっきりと分かるものだが、
我々が目にするよりも前の段階では、
傘が閉じているというのだ。
そもそも菌類である彼らは、子孫を残すために胞子を飛ばす。
その胞子は大体、傘の裏側の襞(ひだ)がある部分で生まれるのだ。
そしてその生成された胞子を飛ばすために、
最初は閉じていた傘を開いていくのだ。
そして、完全に開ききる前の傘の上部が膨らんでいる時が、
食用としての食べごろらしい。
この椎茸の傘が開く過程を、ハイスピードで撮影した
映像があったので、リンクを貼っておく。
椎茸には、明確な英語訳がない。
きのこである以上、ひとくくりにMUSHROOMなのである。
それは、傘を開ききった状態のきのこではなく、
傘が開く前の、きのことしての通常の姿を元にして
つけられた名前なのかもしれない。
2015.05.14
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