卵型のシルエットが描けた。
その姿は、どこか宙に浮いているような印象を受けたので
周囲に土星のような輪をつけてみた。
それは、銀河のどこかに存在しているかもしれない卵惑星になった。
そういえば、惑星はそもそも卵型になりえるのだろうか。
惑星と呼ばれる1つの条件として、球状になれるだけの
質量をもっているかどうかがあるらしい。
質量と重力との関係で、物体は同じ体積ではできるだけ表面積が
少ない球状になる力が働くそうです。水滴の形状もそれゆえである。
岩石のような硬い材質でも、硬さを超える重力がそこにあれば球体になってしまうようだ。
そもそも地球は厳密な球体なのかという疑問もあるが、
どうやら厳密に言うと赤道付近が少し膨らんだ楕円形らしい。
また、潮汐力というものが存在し、
それぞれの惑星がもつ重力の二次的な効果のことを言う。
地球における潮の満ち干きは、太陽、地球、月の間の潮汐力によるもので
3つが一直線に並んだ時にその力が最もかかり、地球では大潮になるそうだ。
このことから、宇宙という無重力空間に存在する惑星はそれぞれの重力によって
少なからず影響を与え合っていて、その距離が近ければ近いほど、
与える影響力が大きくなることが理解できる。
仮に卵のような惑星が存在するならば、その周囲に
その形状を作り出すための重力の引き合いが存在していることになる。
調べていて見つけたのだが、2005年に発見されたハウメアという惑星は、
かなりの楕円形をした準惑星で、
おそらく現在確認されている中で最もEGG PLANETに近いのかもしれない。
宇宙は謎が多すぎて無限の魅力に満ちている。
惑星は丸いという概念すら、もはや捨てて向き合った方が
面白い発見ができるのかもしれない。
2015.03.09
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