ぐるっと1周した円の真ん中に、もう1つの円。
その中心に向かって複数の直線が集約していく。
宇宙映画で見るワープのシーンか、
タイヤのような回転体かといったところですが、今回のモチーフはは眼球です。
眼球は、神秘的です。
角膜、瞳孔、水晶体がカメラで言う所の光学的な機能を果たし
我々が見る世界を色鮮やかに鮮明にビジュアライズしてくれます。
逆に言うと、目の機能に損傷があると生活に大きな支障が出ます。
白内障をはじめとする黄、青、赤、白、黒、血、石内障と呼ばれる7色の目の病気は
眼科医の中でもほぼ治療できないと言われることからも、
その精巧さと脆さを感じることができます。
少し面白いリンクがあったので貼っておきます。
先日、クリストファー・ノーラン監督の映画「INTER STELLAR」を見ました。
ストーリーはさておきこの映画で僕が興味深かったのは、
「ワームホール」という位相幾何学において時空のある一点から別の離れた一点へと直結する空間領域で、
トンネルのような抜け道とされていたものを、専門家の意見を入れてビジュアライズした点です。
この映画では、この「ワームホール」が球体としてビジュアライズされていました。
球体に銀河がマッピングされたようなそのビジュアルは、想像力を刺激するものでした。
映画の中でこのワームホールに関する解説があり、それが分かりやすかったので紹介します。
平面上に2つの円を書き、この2点を3次元的につなぐために紙を折り2点を合わせます。
合わさった2点を3次元的につなぐために鉛筆でその2つの円を貫通させます。
ワームホールはこの状態だと言うのです。ただ、ここでポイントは3次元的な発想で鉛筆で貫通させた
ということを考えると、2点を貫く穴も3次元的であるべきだと言うのです。
そう考えると、穴→3次元化→球体 ということがすごく腑に落ちました。
人間は目という器官を通じて得た視覚的情報を脳へとインプットして
そこで知覚・認識するとすると、その機能を強化していけば目から得た情報に対して
全く違う新しい解釈を与えることもできるのではないでしょうか。
イメージとしては、眼球×脳がワームホールのような役割を果たすといったところでしょうか。
妄想が膨らんできたところで、今日はこのあたりにしておこうと思います。
2015.01.04
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